歯石除去について
わんちゃん、ねこちゃんに歯石はついていませんか?
『ただの歯石』『ただの口臭』と放っておくと、大変なことになりますよー!
重度の歯周病になると歯がグラグラし、最終的に抜け落ちてしまいます。
また、歯周病を放置すると炎症部から細菌感染をおこし、全身の臓器に障害を起こす場合もあると言われています。
まず病院で歯石除去を行ってから、次のような予防法を行ってみてください。
■歯石の付着を予防する効果のあるドライフードを与える。
■歯石除去効果のあるオモチャで遊ばせる。
■歯磨き(ブラッシング)をする。
これらを行うと、歯石が付着するスピードが遅くなります。
一度、歯石のチェックしてみませんか?
何かわからない事がありましたらお気軽にお電話下さい。
歯石除去の手順
術前検査
歯石除去処置は全身麻酔下で行いますので、何か異常な所はないか、血液をとって事前にチェックします。麻酔とモニター
全身麻酔は処置が長時間に(1時間前後)及ぶので、麻酔深度の調整がしやすいガス麻酔を使用します。又、麻酔中は事故を未然に防ぐために、心電図や血中酸素濃度などをモニターします。歯石
歯に茶色く付着しているのが歯石です。超音波スケーラー
歯石を超音波で砕いて除去する機械です。スケーリング
超音波スケーラーを使って歯石を除去しているところです。グレーシー型スケーラー
グレーシー型スケーラーを使って超音波スケーラーで取れない所や、歯肉に隠れている所の歯石を取ります。ルートプレーニング
グレーシー型スケーラーを使って歯肉の下の歯石を除去しているところです。ブラッシング(ブラシ)
ブラシをマイクロエンジンという機械に取り付けたところです。ブラッシング
超音波スケーラーやグレーシー型スケーラーで歯石を取ったあと、ブラシで歯の表面の細かいクズを取り除きます。ポリッシング剤(荒削り用)
ポリッシング(仕上げ用)
これは仕上げ用の研磨剤です。ポリッシング
ラバーカップの中に入れた研磨剤でポリッシングをしているところです。フローデンA(フッ素)
歯の表面を強くし、虫歯を予防する薬です。
フローデンA塗布
綿花に染み込ませたフローデンAを歯の表面に塗布しているところマウスウォッシャー(口腔洗浄液)
PH2~3の酸性溶液で、口腔内を酸性にすることによって細菌数を減らし、歯石(プラーク)を作りづらくします。歯石にカルシウムが沈着すると歯石になります。マウスウォッシャー塗布
綿花に染み込ませたマウスウォッシャーを歯肉、歯へ塗布しているところです。歯科用抗生物質
歯肉と歯の間や、抜歯した後に入れる歯科用の抗生物質(ミノサイクリン)です。歯科用抗生物質注入
歯科用に抗生物質を歯肉と歯の間に注入しているところです。抗生剤注射
最後に抗生物質を注射します。